絵と絵本

私suzukaが描いた絵の公開。おすすめ絵本の紹介と読み聞かせについて。

高学年への読み聞かせ 

高学年への読み聞かせ。苦手意識ありませんか。

反応のよい低学年と違って、高学年は何を読んでも静か~・・・。おもしろ本もだじゃれ本もすべりまくり、なんだか憐れみの視線すら感じるような・・・。

私も読み聞かせを始めたばかりの頃、高学年への読み聞かせは緊張しておりました。

しかし、今は平気になりました。と言っても、読み聞かせの腕が上がって盛り上がるようになったわけではありませんが。高学年(特に6年生)は盛り上がらないのが普通、それでもちゃんと彼らなりに楽しんでくれているはず!と開き直りましたー^^そしてたまに盛り上がったら、心の中で自分に拍手です。

それでもやはり、笑ってほしいところで笑いがないと軽くへこむので、最近は笑いはなくても面白い絵本を選ぶようにしています。小心者の自己防衛ですね^^;じっくり聞かせたり、考えさせたり、推理力がちょっと必要なものはおすすめです!

下に、私が高学年向けにおすすめさせていただきたい絵本のリンクを貼りましたので、ご参考にしてくださいませ。

プチトマト

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プチトマト(色鉛筆画)

夏の終わりに我が家で採れたプチトマトを描きました。

秋が近づき、実はまだたくさんついていたけれど枯れていくところでしたので、青い実も全部収穫しました。黄色い実は、完熟しても黄色いタイプのプチトマトです。

青い実も、常温で置いておくと熟してきて食べられましたよ。

『かしこくいきるしまりす』 手島圭三郎

読み聞かせ対象:幼児~高学年  読み聞かせ時間:5分10秒

この絵本は、しまりすの一生を静かに物語ってくれます。それでいて、息を飲むような迫力と美しさ・・・。木版画ということもあり、絵のコントラストがはっきりとしていて遠くからでもわかりやすく、教室での読み聞かせに打ってつけだと思います。

手島圭三郎さんの絵本はどれも、美しい絵と文章から、大自然や命のはかなさ・力強さが感じられ、心を揺さぶられます。その中でもこの『かしこくいきるしまりす』は、絵の美しさと希望の持てるストーリーの点で、私の一番のお気に入りです。

ぜひ一度、手に取ってみて下さい!

『そらいろのたね』 文 なかがわりえこ  絵 おおむらゆりこ

おすすめ対象:幼~高学年  読み聞かせ時間:5分30秒

ゆうじがきつねからもらった、そらいろのたね。何が生えてくるのかな?楽しく進むお話ですが、このかわいらしい絵からは想像できない恐ろしいラストが待っています!

読み終わると子供たち、しーん・・・。目がまんまるになっています。インパクトがあり、忘れられない1冊になるかもしれません。私自身、幼い頃に読んでもらったことを覚えていますよ。

『これはのみのぴこ』 文 谷川俊太郎  絵 和田誠

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おすすめ対象:幼児~低学年  読み聞かせ時間:5分

同じ言葉が延々と繰り返されながら、文章がどんどん長くなっていくのがおもしろい、言葉遊びの絵本です。最後の方は、息がもたない!どこで息継ぎしよう?!

子供達も途中から声を合わせて読んできて、大合唱状態になることもありますが、それもまた楽しい一冊です^^

『ええところ 』 作 くすのき しげのり  絵 ふるしょう ようこ

おすすめ対象:低学年~高学年  読み聞かせ時間:5分30秒

特記事項:関西弁です。

 

『わたしには「ええところ」なんかひとつもない』って思う、主人公のあいちゃん。

でも、誰にでも「ええところ」はあるよね。

友達を思う純粋なやさしさに、心温まります。

自分に自信を持てない子にも、やさしさを育ててあげたい子にも、読んであげたい絵本。 

ふるしょうようこさんの絵も、デザイン画を見ているようで素敵です。

 

 

『うまれたよ!テントウムシ』  写真 中瀬潤  文 小杉みのり

おすすめ対象:年中~高学年   読み聞かせ時間:4分30秒

テントウムシの一生を写真と文でわかりやすく説明してくれます。

私がこの絵本で知ってほしいな~と思っているのは、幼虫の姿。ですので「テントウムシの幼虫、知ってる?」と聞いてから読み始めています。意外と高学年でも知らない子が多いです。先生でも知らなかった、勉強になったーっておっしゃる方もいます。

テントウムシの幼虫、見た目が成虫とは全然違うんですよね・・・。

びっくりする子供達の反応を見て楽しんでいます^^